今日は何たべる?

みなさん毎日の献立にお悩みではありませんか?

美食の国と言われるイタリアでは曜日別にメニューの習慣があるんです。

 

 日曜日 お肉をトマトソースで煮込んだ料理

 月曜日 日曜日のソースをアレンジした料理。ラザニアやパスタ料理など

 火曜日 お魚

 水曜日 お野菜やチーズなど

 木曜日 ニョッキ

 金曜日 お魚

 土曜日 お好みで😊

 

この習わしは宗教上の影響がからできた言われています。

例えば、日曜日はミサの後、家族全員でそろってお昼ご飯を食べるので一度に沢山作る事ができるお肉の煮込み料理で豪勢に。

その昔、お肉は高級食材で一般家庭のお肉料理は貴族が食べない部位を使った料理が主流でした。胃袋を調理したTrippaや牛テールを使ったCoda alla vaccinaraというお料理がローマの庶民料理として今でも残っています。かなりグロテスクですがお肉のお写真掲載しますね。日本の精肉コーナーではお目にかからないのではないでしょうか❓

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トリッパと牛テール、どちらもトマトソースやハーブで煮込みます。

 

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TriooaとCoda alla vaccinara


お魚メニューを食べる日も金曜日はキリスト様が十字架に架けられた日と言う事で敬う為にお肉を避けるという言われがあります。

じゃあ、火曜日は?と言うと単に、漁師が漁い行く日というのも関係しているのでは?毎日行かないって事ですね(笑)。

とにかくローマ人はタコ、イカ、エビが大好きです。タコやイカのマリネ、イカリングとエビのフライとタコイカずくしのメニューです。昔からローマ近郊の海でよく採れていた食材なんでしょうね。

さて、ここでピザが出てこないのが不思議ではないですか?実は、ピザは食事ではなかったのです!!パンから派生したもの。古代ローマでは、街の一角にパンを焼く共同オーブンが設けられていました。もちろん薪で焼く大きな窯。この窯の温度を測る為に焼かれたパンがピンサと呼ばれ時代を経てピザとう姿になりました。

ピンサはピザの生地の部分だけでPizza bianca と呼ば、今でもパンの代わりや子供のおやつとして食されています。

2千年も前に生まれた習慣が残るイタリア、奥が深いです。

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昔ながらの窯とピザの原型ピンサ